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広島県立教育センター
HIROSHIMA PREFECTURAL EDUCATION CENTER

会社方針所長メッセージ


所長メッセージ(平成30年7月)

「困難さ」に対する指導の工夫を!




 平成30年7月豪雨により,被災された皆様に心からお見舞い申し上げますとともに,お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りいたします。

 さて,広島県教育委員会は「広島版『学びの変革』アクションプラン」を策定し,新学習指導要領を先取りした取組を進めてきました。平成30年度は,いよいよ「学びの変革」の全県展開の年となりました。

 新学習指導要領では,「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」を行うこと,その際,各教科等の「見方・考え方」を働かせ,各教科等の「学習の過程」を重視して充実を図ることなどが示されました。その「学習の過程」については,「各教科等の学びの過程において考えられる困難さに対する指導の工夫の意図,手立てを明確にすることが重要である。」と示されています。

 「困難さ」とは,「見えにくさ,聞こえにくさ,道具の操作の困難さ,移動上の制約,健康面や安全面での制約,発音のしにくさ,心理的な不安定,人間関係形成の困難さ,読み書きや計算等の困難さ,注意の集中を持続することが苦手であることなど,学習活動を行う場合に生じる困難さ」などを示しています。こういった「困難さ」の状態が続きますと学習意欲の低下といった課題を生じやすくなります。

  例えば,中学校の特別の教科道徳では,「他者との社会的関係の形成に困難がある生徒の場合であれば,相手の気持ちを想像することが苦手で字義通りの解釈をしてしまうことがあることや,暗黙のルールや一般的な常識が理解できないことがあること」などの困難さが考えられます。この状況を十分に理解した上で,「他者の心情を理解するために役割を交代して動作化,劇化したり,ルールを明文化したりする」ことなど,学習過程において想定される困難さに対する指導上の工夫が示されています。

 このような「困難さ」に対する指導の工夫は,児童生徒の達成感や学習意欲を高めるとともに,社会的関係の形成に困難のある児童生徒だけでなく,全ての児童生徒の学びを促進します。

 当教育センターでは,「困難さ」に対する指導の工夫を含め,様々な教育的ニーズに対し,各教科,特別支援教育,生徒指導等の専門性を総合的に活用していけるよう研究・研修等に取り組んでいきます。


これまでのメッセージ